■  ピロリ菌の感染経路



日本では、40歳以上の人の7割がピロリ菌に感染していると見られ、若い人は感染率が低いようです。これは、水道事情が関係しているみたいです。高度経済成長期より前、衛生環境があまり良くなかった時代に生まれた世代の方が、感染率が高いわけです。ただ、衛生状態が良くても、免疫システムが完成していない乳幼児期にピロリ菌をもつ親が口移しで食べ物を与えることで、子どもにピロリ菌がうつるケースもあるようです。

特に現在は、口を介した感染(経口感染)が大部分と考えられています。たいていの人は幼少期に、保菌している親との濃密な接触(離乳食の口移しなど)や、糞便に汚染された水、飲料水や食品を介した感染から、胃の中にピロリ菌を持っていると言われています。ハエ・ネコなど、動物からの感染もあるようです。日本での、若い人での感染率は先進国とほぼ同等です。

また、内視鏡を媒体としたピロリ菌感染が指摘されたこともありましたが、日本消化器内視鏡学会が「内視鏡の洗浄、消毒に関するガイドライン」を作成し、現在は内視鏡の洗浄・消毒が厳重に行われ、今はこうした心配はないようです。性行為による感染や、ペットからの感染についてはまだはっきりとした根拠は示されていないようです。

ピロリ菌の感染を防ぐには、まず衛生を心がけるのが第一です。ゴキブリがピロリ菌を運んでいる可能性も指摘されていますので、台所を清潔に保ち、ゴキブリの駆除も心がけることです。また、感染しても大半は深刻な病気にはならないので、自身の健康維持を心がければ、あまり神経質になる必要もないのです。

  

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