■  除菌方法について@



胃、十二指腸の潰瘍が何度も再発していたり、再発の予防のために薬を飲み続けている、というような場合、ピロリ菌の除菌を行うことで、解消されることが多いようです。ただ、除菌治療は1週間ほどで終わりますが、その後も潰瘍の治療は一定の期間必要になることがあります。また、除菌の治療は中途半端で中止したりすると、ピロリ菌が薬に対して耐性をもつようになり、間をおいてから除菌を行っても薬が効かなくなる可能性もあります。このため、必ず医師の指示通りに薬を服用し続けることが重要です。

現在の保険制度では潰瘍のみにピロリ菌の除菌は保険の対象となります。つまり、慢性胃炎だけでは検査も除菌も保険適応になりません。しかし、最近の臨床研究で、除菌による胃癌の抑制効果は、胃炎が軽い人ほど大きいことが判明しています。このため、胃がんを防ぐには、胃炎が軽いうちに除菌を行うのも一つの選択と言えます。胃癌が心配で、今すぐに除菌したい、という人は、健康保険は使えませんが自費で除菌するという選択肢もあります。

まれに、過去に風邪で内科にかかったときなどに、本人が知らないうちに抗生物質を飲んでいたケースなどで、除菌に失敗することもあります。これは、除菌に使うものと同じ系統の薬が風邪でもよく使われるため、この時に、胃内のピロリ菌が薬剤耐性に変異することが原因です。

こうした、菌が抗生物質に耐性になっているような場合、クラリスロマイシンを、フラジール(メトロニダゾール)という薬に変更してもう一度、除菌することになります。これで、大部分は除菌に成功するようです。ただし、この場合も、保険の対象外となります。 ヨーグルトがピロリ菌に効果があるといわれますが、静菌作用はあっても、除菌効果はないようです。ヨーグルト以外にもピロリ菌を抑える食品がいろいろ紹介されていますが、どの程度の効果かはまだよくわからないようです。

  

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